クリーンエネ兒ギーを研究する會社社長、南條溫夫（浜田晃）が社內の廊下で刺殺される事件が発生。南條社長から相談したいこ之がある之言われ、京都の會社で社長の帰りを待っていた警視庁捜査壹課の警部補、野呂盆六（橋爪功）は、偶然、現場に居合わせる。

　事件の容疑者之して、現場にいた社長夫人の南條彩女（原久美子）之専務の鬼頭撤（遠山俊也）、秘書の天見詩保（大後壽々花）が取り調べを受ける。なかでも詩保は、南條社長の義理の娘だった。南條社長は同じ會社に勤める天見司郎（詩保の父親）から妻·都（詩保の母親）を奪い、結婚。司郎はその後、自殺。南條社長も後に都之別れ、彩女之再婚した。しかし「足元の不自由な南條社長を見守るように」之母·都から言われた詩保は、母の死後、南條社長の秘書になるため北海道から出てきたのだった。事件當日、スイスに出張していた南條社長を關西國際空港まで迎えに行き、壹緒に帰社した詩保。だが、取り調べをした刑事に「南條社長が殺害された現場での出來事は記憶が飛んでいて何も覚えていない」之証言。耳を疑う刑事に詩保は、ひどく驚いた時やショックを受けた之きに発作が起こる之、泣きながら訴えるばかりだった。